リウマチ一問一答

リウマチ一問一答

リウマチが悪化して生命に関わるような事もありますか?

リウマチ一問一答(13)「リウマチが悪化して生命に関わるような事もありますか?」
祖母が長年リウマチを患っていて、心臓や腎臓が悪くなったり、指先に血が行かなくなって大変だったと聞きました。リウマチが悪化すると、生命に関わるような事もあるんでしょうか?
(蓮田市:蓮田駅 50代女性)

 

はい、昔はリウマチのお薬が今ほど進歩していなかったので、リウマチの勢いを止めることが出来ず、このような内臓の病気を起こしてしまう方もいらっしゃいました。ただ、今は良いお薬が沢山あるので、多くの方がリウマチをしっかり治療され、昔のように内臓に病気が出てしまう方は凄く少なくなりましたので、安心してください。
ワンポイント解説

リウマチは、手首や指、足などの関節の中で免疫細胞が暴れて痛みを出す病気です。 しかし、何年も手足の関節が腫れっぱなしのような、リウマチの勢いが強い状態が続くと、免疫細胞が心臓や腎臓など、大事な内臓にまで悪さをしてしまう事があります。
また、血管にもダメージがでて動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞、指先に血が行きにくくなって痛みやしびれを起こしてしまう事があります。

でも安心してください。これらの内臓の病気は、リウマチの勢いがあり炎症が長期間続くことで起きてくるものがほとんどなので、良いお薬でしっかりリウマチを治療すればあまり心配ありません。
今は昔と比べてリウマチのお薬が凄くよくなったので、これらの内臓の病気を起こされてしまう方はとっても少なくなりました。
なのであまり心配せずに、リウマチの治療を安心してご継続頂けるとうれしいです。