リウマチ一問一答
リウマチは痛みが無くなればOK?
リウマチ一問一答(10)「リウマチは痛みが無くなればOK?」
手首が腫れて痛くなり、先月リウマチと診断されました。
今は頂いた痛み止めで、仕事ができる程度まで痛みが無くなっています。このまま痛み止めだけでもいいでしょうか?
(さいたま市大宮区 40代女性)
今は頂いた痛み止めで、仕事ができる程度まで痛みが無くなっています。このまま痛み止めだけでもいいでしょうか?
(さいたま市大宮区 40代女性)
A:痛みが緩和し、お仕事ができるようになられて良かったです。
ここでリウマチのお薬を始めて頂ければ、また今残っている痛みや腫れがもっと良くなります。
また将来的にリウマチが進行して手指が変形する事もなくなりますので、ぜひリウマチのお薬で治療を始めていかれる事をお勧めいたします。
ここでリウマチのお薬を始めて頂ければ、また今残っている痛みや腫れがもっと良くなります。
また将来的にリウマチが進行して手指が変形する事もなくなりますので、ぜひリウマチのお薬で治療を始めていかれる事をお勧めいたします。
ワンポイント解説
リウマチの治療で大切な事は、
- ①まずは今ある手足の痛みを無くす事
- ②将来にわたって手足の変形を起こさない事
の2つになります。
ロキソニンやボルタレンなどの「痛み止め」を使うと、①の今起きている手足の痛みを軽くする事ができます。
しかし、手足の関節の中で起きているリウマチ自体を良くしているわけではないので、痛み止めだけでは手足の関節は骨が壊されて、変形が進んでしまいます。
②の将来にわたって手足の変形を起こさないという点で、リウマチ自体を治療する「リウマチのお薬」を一緒に使う事が大切になってきます。
一度壊れてしまった関節は元には戻りませんが、現在は優れたリウマチのお薬が沢山ありますので、関節が壊れて手足の変形を起こしてしまう方はずいぶん減りました。
どうぞ安心して、リウマチの治療を始めて頂けると幸いです。