リウマチと診断され、「リマチル」という飲み薬を使っているけど、痛みや腫れにお困りの方はいらっしゃらないでしょうか。
「リマチルを飲み始めたけど効かないな」 「リマチルは続けているのに、最近また痛みや腫れが出てきてしまいました」 「このままのリマチルを続けてていのかな」
そんな皆さんの疑問にお答えし、少しでも皆さんの安心に繋がれば幸いです。
リマチルではリウマチが治りきっていないかも
リマチルをきちんと飲んでいるのに、手や指などが腫れて痛む場合には、まだリウマチの炎症が残っている可能性があります。 そのままにしておくと、リウマチの痛みが続いて仕事や生活に影響が出てしまいますし、なにより手や指に変形が起きてしまう心配があります。 なので、リマチルで治療をしていても痛みは腫れがある場合には、リウマチが治療しきれていない可能性を考える必要があります。 「リウマチがきちんとよくなっているか?」それを見つけるのに役立つのが「関節エコー検査」です。エコー検査というと、健康診断や妊婦検診でお馴染みかもしれません。 このエコー検査で、手や指にリウマチが残っている場合には赤い炎症が見えます。この関節エコー検査があれれ、その場で体に負担なく、リウマチが残っているか検査する事ができます。
リマチル(=ブシラミン)ってどんな薬?
何十年も前からある、日本で開発された古いリウマチのお薬になります。 当時は、今と違ってリウマチのお薬が少なかったので、リウマチの治療薬としてよく使われていました。 確かに、リウマチ患者さんの中にはリマチルが合っていてとても良くなる方がいらっしゃいます。 ただ、現在の治療の主役であるメトトレキサートに比べると効果が見劣りするため、現在ではメトトレキサートに主役の座を譲った形になっています。そのためリマチルだけでリウマチの治療を始める事は、かなり少なくなりました。 腎臓で分解や排出されるお薬なので、腎臓が悪い方では使いにくいお薬になります。また稀に尿にタンパク質が出てくることがあるので、時々尿検査が必要になります。