リウマチのお薬が無くなって、しばらくは調子よかったけど、最近になって手足の痛みが出てきたという方はいらっしゃらないでしょうか。転勤や引っ越しで今までの病院に通院できなくなってしまった、ご家族の介護や子育てで忙しくて受診ができなかったなど、様々なご事情があるかと思います。
そんな皆さんに、ぜひリウマチ治療の再開を検討頂ければと思います。
この痛みはリウマチの再発?
リウマチのお薬が無くなって痛みが出てきた場合、まず一番に考えるのはリウマチが再発してしまった可能です。ただ、中にはリウマチではなく、加齢による痛みという事もあります。
リウマチの再発を考える症状としては、
「昔リウマチと診断された時と同じような痛みがある」
「痛みだけでなく、腫れている」
「手や指、足など2か所以上が痛い」
となります。
逆に、指先の第一関節の痛みや、腰の痛み、ピリピリした神経痛などリウマチではなく加齢による痛みの可能性が高くなります。
リウマチが再発かどうかは、関節エコー検査などで良く分かります。気になる方は、ぜひ関節エコー検査ができるリウマチ専門医にご相談くださいね。
治療再開の方法
関節エコー検査などでリウマチが再発していると分かった場合、リウマチの治療再開をしていきましょう。
どんなお薬で治療を再開するかは、お1人お1人の状況によっても変わってきますが、まずは以前使っていたお薬が再開できないかを考える事が多いです。
特に、以前治療をされていた時にお薬も問題なく使えていて、リウマチも調子が良かった方は、まずはその以前使っていたお薬を再開を考えます。そして、大体の方が以前使用されていたお薬の再開でリウマチが再び良くなります。
ただ、中には以前治療していた頃もリウマチの痛みが続いていた方や、お薬が合わなかった方もいらっしゃいます。ただその場合にも、昔はなかった新しいリウマチのお薬も沢山でてきていますので、安心してくださいね。きっと以前より良い治療が出来てリウマチも良くなるかと思います。
治療を再開する病院の探し方
リウマチの治療を再開しようと思われた時に考えるのが、「どこに相談したらいいかな?」という点かと思います。
そこでまず大切になるのは、
「ご自分の通える場所にある、リウマチ専門医の先生」にご相談する事かと思います。
リウマチは継続した治療や診察が大切で、長くお付き合いする病気になりますので、安心して定期通院できる事が大切です。
その上で、「関節エコー検査」や「生物学的製剤の治療」までされている先生ですと、よりリウマチを詳しく検査でき的確な治療ができます。
また、ご高齢で持病の多い方は、色々な診療科や入院設備もある総合病院のリウマチ科が安心かもしれません。
一方で、リウマチ以外は大きな持病がなく、お仕事や家事や子育てなどをされている方は、通院しやすい私たちのようなリウマチ専門クリニックがお勧めかと思います。その場合には、紹介状などはいりませんので、お気軽にご相談くださいね。
ご自分に合った場所で、ぜひ安心してリウマチ治療を再開して頂ければと思います。