リウマチ一問一答
梅雨と手足の痛み、リウマチとの違いは?
(蕨市 在住 50代女性)
またリウマチで「腰の痛み」や「頭痛」は起きにくいので安心してくださいね。
「雨がふると、古傷が痛む」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
梅雨や台風のように低気圧がくると、手足の関節が痛くなったり、頭が痛くなったり、ぜんそくが出たり、血圧が高めになったりと、体に不調が出る事があります。
この天気や季節の変化に伴う手足の痛みと、リウマチを見分けるポイントは、
①痛みに加えて腫れているか?
お天気の痛みと違って、リウマチの場合には痛い関節が、少し熱をもって膨らんで腫れている事がポイントです。
少しの腫れだと見た目に分かりにくい事もあるかと思いますが、そんな時は指で挟んで軽く押してみると良いかと思います。もし押してみた時にブヨブヨしていて痛みを感じる場合、そして他の痛くない関節とは違う場合には、リウマチで腫れている可能性がぐっと高まります。
②同じ関節が何日もずっと痛いか?
お天気の痛みは、痛みのある関節がその日によって変わって移動したり、痛みが日によって出たり引っ込んだりという事が多いです。
リウマチの場合には、同じ関節が何日もずっと痛い事が多い、さらには徐々に痛みが強くなってくるのが特徴です。
③天気が良い日も痛いか?
お天気の痛みは、気圧や湿度や温度の変化を受けやすいので、天気が良くなると痛みもスッキリなくなる事が多いです。天気が良くなったのに、痛みが変わらず残っている場合にはリウマチの可能性も考えられます。
④腰(こし)、頭(あたま)、指先も痛いか?
お天気の痛みは、体中のあちこちに痛みが出る事がありますが、リウマチは痛みの出やすい場所と出にくい場所が決まっています。
「腰の痛み」「頭の痛み」「指先の第一関節の痛み」はリウマチでは起きにくいので、リウマチの可能性がグッとさがりますので安心してください。
季節の変わり目で体調を崩しやすい梅雨の時期ですが、皆さんが安心して生活をお送り頂ける事を願っています。