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診療案内

リウマチであっても当院で診療ができない事があります

私達は「リウマチ患者さんに安心を届ける」事をクリニックの使命とし、リウマチの痛みでお困りの患者さんが、専門治療によって痛みがなくなり、安心して心から笑顔になって頂く事を目指しています。

そのため、リウマチであっても、患者さんの症状や治療状況から、他の病院での治療がその患者さんにとって一番良いと思われる場合には、当院ではなく他院さまをご案内させて頂く事があります。

お電話や受診をされてからお断りすることで皆さまにご迷惑をおかけしないよう、ご予約のお電話を頂く前に、下記の「当院で診療ができない方」「診療をお断りさせて頂いたケース」をご確認いただけますと幸いです。

当院で診療ができない方

①リウマチのお薬による副作用が出やすいため、
総合病院での治療が望ましい方

1)「膠原病(こうげんびょう)と言われたことがある方、下記の膠原病の症状がある方」
病名例:若年性リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、血管炎、強皮症など
症状例:寒い所で指先が白くなる(レイノー現象)、筋肉痛、筋力低下、しびれ、微熱が続く、リンパ節が腫れる、口内炎、目や口が渇く など
➔総合病院の膠原病科をご受診ください。
※皮膚科で乾癬(かんせん)の診断を頂いた方のみ、戸田院にて乾癬性関節炎の診療をおこなっております。

2)「肺や腎臓や肝臓に病気がある方」 
例:間質性肺炎、肺気腫、透析中、肝硬変、B型肝炎、C型肝炎 など

3)「癌を治療中や経過観察中の方」
例:抗がん剤、ホルモン剤、放射線で治療中。または治療したばかりで経過観察中。

4)「リウマチのお薬で副作用や肺炎を起こしたことがある方」
例:カリニ肺炎で入院した
例:今まで多数のリウマチ薬で副作用が出た

5)「ご高齢・若年の方」「車イスの方」「酸素吸入をされている方」 
※特に70歳を超えるとリウマチのお薬での副作用が出やすいため、総合病院を受診ください
※若年性リウマチは目や心臓など全身の症状が出る事があるので、総合病院を受診ください

②設備面で当院での診療が難しい方

1)「線維筋痛症(せんいきんつうしょう)と言われた事がある方」
 「精神科や心療内科の病気をお持ちの方」

※線維筋痛症と言われた事がある方や、精神科や心療内科で治療されている方は、リウマチであっても痛みの治療が難しく、当院では診療ができません。線維筋痛症とリウマチの両方の診療ができる医療機関や、精神科や心療内科もある総合病院を受診ください
線維筋痛症参照

2)「全身が痛い(首、肩、背中、股関節、筋肉が痛い)」 
首、肩、背中、股関節、筋肉の痛みは、リウマチの可能性が低く、また当院が得意とする関節エコーで検査をする事が出来ません。MRIのある総合病院を受診ください。

3)「既に他院でリウマチ診療を受けられ、下記の状況に当てはまる方」

①セカンドオピニオン希望の方
例:遠方なので通院はできないが、現在のリウマチのお薬で良いのか、リウマチの診断が妥当なのか、話を聞きたい

②複数の生物学的製剤やJAK阻害剤で治療しても、リウマチが良くならない方

③点滴加療や、関節注射の治療を希望される方

④通院の中断と、リウマチの再発を繰り返されている方

⑤大学病院にも受診し様々な検査を受けたが、痛みの原因が分からない方

⑥総合病院に通院中で、その日に血液検査結果が分かる事を希望される方

当院はクリニックで設備も限られるため、上記の場合はお役に立つ事が出来ません。

4)「外国籍の方、日本語が難しい方」
大変恐縮ですが、当院は外国語対応が出来ません

5)「医療券での診察を希望の方」
当院は医療券が使える病院の指定を受けておりません。大変恐縮ですが、医療券を使える病院を受診ください。
※「身体障害者手帳の申請」「障害年金の申請」は資格や設備面で行っておりません。整形外科などを受診ください。

②通院や治療内容でご希望に沿えない方

1)35日以上の処方を希望される方
例)「痛みが良くなったから、2か月分薬をください」
症状が安定してもリウマチのお薬は常に副作用への注意が必要です。
安全な治療を提供するため、当院では月1回の受診と35日処方とさせて頂いております。

2)高額療養費の為の注射薬のまとめ処方を希望される方
例)「高額療養費になるよう、注射は3か月分まとめて出してください」
当院では保険診療のルールを順守しておりますので、高額療養費を目的としてお薬をまとめで処方する事は行っておりません。

3)お薬を減らしたい、止めたい方
例)「痛みが良くなったから、注射を止めたい」
リウマチは完治が難しい病気で、痛みが無くなっても治ったわけではありません。お薬を減らすとリウマチが再発し、手足の変形が進んでしまうので、当院ではお薬を減らす事は行っておりません。

4)ご多忙で予約の調整が難しい方
例)「すぐ仕事に行きたいから、朝一番の予約枠しか受診できません」
予約枠には限りがあり、皆様に予約調整にご協力を頂いております。
特に朝一番や土曜日は予約枠が埋まっており、予約調整が難しい方は、予約制ではない医療機関を受診ください。

5)当日の受診を希望される方
例)「仕事の休みが取れたから、今日の午後に受診したい」
当院は完全予約制で、当日のご予約は空きがなく、翌日以降のご案内となります。直接来院されても診療をすることはできません。先の予定を立てるのが難しい方は、予約制ではない医療機関をご受診ください。

当院での診療をお断りさせて頂いたケース

ケース① 透析がん治療中のリウマチの方

他院でリウマチ治療中で、引っ越しに伴い当院に紹介頂いた方ですが、お話しを伺うと癌(がん)や透析で総合病院に通院されておりました。癌(がん)治療や透析をされているとリウマチの治療も変更する必要が出てくるため、癌で通院中の総合病院でリウマチの治療もしていただく事を提案させて頂きました。

ケース② 80歳・認知症・肺炎のリウマチの方

80歳とご高齢のリウマチの方で、認知症など内科の病気もあり、最近も肺炎で入院されていた方です。今後も肺炎の再発の可能性が高い事や、内科治療も必要な事から、ご自宅近くで内科や訪問診療もある総合クリニック様に紹介させて頂きました

ケース③ 様々な薬で副作用があり精神科にも通院中のリウマチの方

総合病院のリウマチ科と精神科に通院中の方で、今までに色々なリウマチ薬で副作用が出た事がある方です。精神科のお薬との飲み合わせもあり、今後もお薬の副作用が出る可能性があるので、体調不良時にすぐに内科や救急外来を受診できる現在の総合病院様のリウマチ科と精神科での治療の継続をご提案させて頂きました

ケース④ リウマチに加えて、過去に線維筋痛症(せんいきんつうしょう)と言われた事がある方

リウマチも線維筋痛症も手足に痛みが出る病気であり、当院では区別が出来ません。過去に線維筋痛症と診断されている方で、その再発の痛みの可能性もあり、当院ではなくリウマチと線維筋痛症の両方の診療ができる医療機関での治療を提案させて頂きました。

ケース⑤ 健康診断リウマチの数値が高いと言われたが、手足の痛みなど症状が無い

健康診断でリウマチの数値が高くても、手や足などの関節の痛みは腫れが無ければ、リウマチではなく治療も必要ありません。そのまま様子を見て頂き、手足に痛みや腫れが出た場合に受診頂ければ大丈夫である事を、お伝えさせて頂きました。

当院が一番にお役に立てる皆さん

①整形外科で血液検査をして、リウマチの可能性があると言われた方

例)「整形外科の先生から、血液検査でリウマチの可能性があるので、専門医を受診するように言われました」

②整形外科でリウマチの治療をしているが、痛みや腫れが良くならならず、専門医の治療を受けたい方

例)「飲み薬を半年続けているけど、手首や足の痛みがよくなりません」

③リウマチが起きやすい場所(手首、手指、足指)に痛みとブヨブヨした腫れが2週間以上続いていて、リウマチが心配な方

例)「半年前から、手首や指が腫れて痛みがあります。最近は足指の付け根も痛くなってきました」

④月1回の定期受診や、予約時間の調整ができる時間的な余裕のある方

例)「仕事のシフトがない日なら、いつでも大丈夫ですよ」

⑤リウマチが良くなった後も、再発や変形を起こさない様に、お薬や注射を継続していきたい方

例)「あの辛かった痛みが再発しないように、注射をしっかり継続していきます」

診療方針

①私たちはリウマチに特化した専門クリニックとして、リウマチが完全に良くなった「エコー寛解」の状態を目指した治療と、スタッフ一同の丁寧で親切な対応を通して、リウマチ患者さんに安心を届ける事を目指します。

②リウマチであっても、内科や整形外科の診療が必要など、当院がその患者さんにとって最適の診療が提供できる場だと言えない場合には、当院が力不足である事を誠実にお伝えし、総合病院などの適切な医療機関様に紹介をさせて頂きます。

③ご来院頂く患者さんの笑顔と、スタッフの笑顔の両方を大切にし、「笑顔あふれるクリニック」を目指します

※個人情報保護の観点から、当院ではスタッフの名札や、名前をお伝えする事はございません。どうぞご了承頂けると幸いです。

当院の役割

受診費用の目安

初めて受診する方
診察、エコー、採血: 3割負担で約10,000円です。
2回目以降の受診の方
採血、診察: 3割負担で約3,000~6,000円です。
※お薬代は薬局でのお支払いで別になります。
※クレジットカードもご利用可能です。
(JCB amex VISA ダイナース マスターカード)

受診までの流れ

①上記ホームページにある「当院で診療ができない方」「診療をお断りさせて頂いたケース」をご確認ください
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②お電話(予約・相談)
お電話を頂きましたら、当院より折り返しお電話させて頂き、症状やリウマチ以外の病気の有無などをお伺いし、ご予約を取らせて頂きます。(症状と場合によっては、当院での診察が難しい場合がありますので、ご理解いただけますと幸いです)
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③初診
予約時間を目安に、「保険証」「お薬手帳」をもってお越しください。
お持ちの方は「血液検査結果」「紹介状」もご持参ください ↓

④受付、問診票記入
来院されましたら、「~時予約の○○です」とお気軽に受付スタッフにお声がけください

⑤リウマチ専門医の診察
痛みのある手足の関節を診察し、必要がある方には関節エコーを当てて検査をします。(足やひざが痛い方は、足・ひざを出しやすい服装でお願いいたします)
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⑥看護師による血液検査
診察の結果で、リウマチ関係の血液検査をさせて頂きます
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⑦お会計と次回予約
お会計時に次回のご予約と、お薬のある方には処方箋をお渡しさせて頂きます。

⑧薬局さん
お薬の処方箋を薬局にお渡しください。
戸田院、大宮院ともに近くに薬局がありますので、ご安心ください。